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youside
僕は勢いよく起き上がった
鼓動が限界まで速くなっていて息も荒くなっている
あぁ、まただ。また同じ夢を見たんだ
二度と思い出したくないもの
けれど夢を見る度にフラッシュバックする
忘れることは許されないのだ
過呼吸になっているのをどうにかして押さえようとするけれど、上手くいかない
苦しい。辛い。涙がとめどなく溢れてくる
「A？大丈夫……？」
起こしてしまったのだろうか
ごめんね
「ん、大丈夫、だよ。気にし、ないで」
呼吸が苦しくて途切れ途切れになってしまったが何とか言葉を紡ぐ
「気にしないわけないでしょ！？」
呆れられながら抱きしめられる
「……もっと僕のこと頼ってよ」
少し震えた声で囁かれる
僕はあと何度人に迷惑をかければいいのだろうか
我ながら嫌気がさすな。こんな性格
「ありがとね、しにー」
少しぎこちなく笑うと、しにーの顔が暗くなった
無意識のうちになにかしてしまったのだろうか
……こんな自分が嫌になる
sngmside
真夜中に、ふと目が覚めた
眠気で動かない頭のまま天井を眺めていると普段とは違うものが聞こえてきた
過呼吸の音。
急いで体を起こして問いかける
「A？大丈夫……？」
こんな状態で大丈夫なわけがないが、思わずそう聞いてしまった
「ん、大丈夫、だよ。気にし、ないで」
苦しいはずなのに何とか言葉を紡いでなおこちらに気を使わせまいとする彼女に自分へ怒りを覚えた
「気にしないわけないでしょ！？」
気づいた時にはそう叫んでAを抱きしめていた
「……もっと僕のこと頼ってよ」
封じ込めていた気持ちの欠片が思わず口からこぼれおちた
「ありがとね、しにー」
そう言いながら焦点の定まらないまま彼女はぎこちなく笑った
その姿がたまらなく愛おしいと感じてしまう僕は、もう狂ってしまっているのだろうか
彼女をこのような状態にしたのは僕なのに
ぎこちなく笑うその笑顔が脳裏から離れない
落ち着いた彼女は限界だったのか腕の中で眠りについてしまった
無防備な姿をさらけ出すのは信頼の証だろう
許されることならばいますぐ彼女を甘やかして僕以外のことを考えられないようにしたい
けれど、それはAが嫌がるだろう
だから、その代わりにこれだけは許して欲しい
寝ている彼女の口にそっと唇を付ける
柔らかい感触と口から少し漏れた息が妖艶な雰囲気を醸し出す
彼女を優しくベッドへ横たわらせ、再び眠りについた___
続く (更新停止中)
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アイズ(プロフ) - 塩だよさん» お待たせ致しました！ (3月28日 22時) (
レス) id: c69d3b62aa (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - ななさん» 覚えていらっしゃらないかもしれませんが大変お待たせ致しました！ (3月28日 22時) (レス) id: c69d3b62aa (このIDを非表示/違反報告)
なな - 塩だよさん» 仲間だ〜。一緒に待とう！ (2021年8月22日 16時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
塩だよ - 僕も待っています！更新って結構大変ですよね。 (2021年8月11日 1時) (レス) id: 30ee96ed2c (このIDを非表示/違反報告)
なな - 更新待ってます。頑張ってください。 (2021年6月15日 9時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明音 | 作成日時：2021年3月11日 18時
