検索窓
今日:2 hit、昨日:2 hit、合計:27,404 hit

20. ページ21

sngmside

彼女が寝ている部屋にそっと入る

ベッドですやすやと寝息を立てて寝る彼女

愛しくて愛しくてどうしても彼女が欲しかった

「やっと手に入れられた…」

その優越感で口角が上がってしまう

絶対に他の人なんかに渡さないから

彼女の額にそっと口付けをして部屋を後にする

自分の部屋のベランダに出てとある人に電話をかける

あの人のことだろうから直ぐに出るだろう

「…もしもし」

「あ、こんな遅くにすみません!ちょっと伝えておきたいことがあって」

「あー、まあ平気っすよ」

「…早く行動しないと僕が占領しちゃいますからね?"シャオロンさん"」

「えっ、それってどういう…」

驚きながらシャオロンさんは何かを言っているけれど、それを無視して電話を切る

「渡すきなんか一切ありませんからね?覚悟しておいて下さい」

夜空に向かってそっと口に出した

shaside

夜、みんなでゲームをして楽しんでいると電話が切ってきた

誰からか見てみると死神さんだった

廊下に出てから電話にでる

「…もしもし」

電話の向こうから明るい声が聞こえてくる

「あ、こんな遅くにすみません!ちょっと伝えておきたいことがあって」

リビングで遊んでいるあいつらを見て言う

「あー、まあ平気っすよ」

「…早く行動しないと僕が占領しちゃいますからね?シャオロンさん」

さっきまで明るかった声のトーンが急に下がる

行動しないと、とはなんの事かとっさには分からなかったが気がついた

きっとAのことを言っているのだろう

「えっ、それってどういうことですか」

言っている途中で電話を切られる

頭を抱えながら廊下にしゃがみこむ

昼間Aは幼なじみだと言っていたが、死神さんにとってはそれ以上のものなのだろう

まだ会ってから1日も経っていない俺と何年も共にすごしてきた死神さん

どちらの方が有利かはすぐに分かる

俺に勝ち目なんかほとんどないが、死神さんに負けないよう頑張ろう

…会ってからたった半日程度の彼女にこんなにも心を奪われていたことに驚く

脳裏に浮かぶのは綺麗に笑う彼女

勝ち目がほとんどないからこそ燃えるんやないか

立ち上がってリビングに戻る

負けないように足掻いてみせるとするか

全ては自分のために

21.→←19.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.4/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
148人がお気に入り
設定タグ:wrwrd , 実況者 , 日常組
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アイズ(プロフ) - 塩だよさん» お待たせ致しました! (3月28日 22時) (レス) id: c69d3b62aa (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - ななさん» 覚えていらっしゃらないかもしれませんが大変お待たせ致しました! (3月28日 22時) (レス) id: c69d3b62aa (このIDを非表示/違反報告)
なな - 塩だよさん» 仲間だ〜。一緒に待とう! (2021年8月22日 16時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
塩だよ - 僕も待っています!更新って結構大変ですよね。 (2021年8月11日 1時) (レス) id: 30ee96ed2c (このIDを非表示/違反報告)
なな - 更新待ってます。頑張ってください。 (2021年6月15日 9時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:明音 | 作成日時:2021年3月11日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。