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シャオロンの家から10分ほど歩くと、しにーの家が見えてきた
｢シャオロンの家と意外と近いんだね｣
｢いやー、知った時はびっくりしたよ！え、こんなに近いの！って｣
｢あー、想像出来る…というか、久しぶりにしにーの家見たけど大きいよね、やっぱり｣
｢Aの家だって大きいと思うけどなー｣
しにーが家のドアの鍵を開けると中からバタバタと足音がした
｢ねぇ、この音って…｣
｢うん、僕の両親が走ってる…｣
すっかり忘れてたけどしにーの両親は親バカなのだ
｢どうしたの！？こんなに早く帰ってきて！｣
｢なにか嫌なことでもあったのか!?お父さんに話してみなさい！｣
｢｢……｣｣
うるさ…
｢って、あら！Aちゃんじゃない！いつの間にこっちに来てたの？｣
｢いつから来てたんだ？こんなに早く帰ってきたのはそういうことか…｣
｢お父さんもお母さんもうるさいよ…｣
｢あ、お久しぶりです…こっちに来たのは今日なんですけど、急に来ちゃって大丈夫でしたか？｣
せめてしにーにひとこと先に言ってもらえばよかったかな
｢全然平気よ！こんなところで立ち話だとあれだし、2人とも早く入って！｣
｢えと、お邪魔、します｣
こんなに歓迎されたのは久しぶりだ
リビングに案内され、2人ずつで向かい合うように座る
｢で、単刀直入に言わせてもらうけどAちゃんはあっちで何があったの？｣
感が鋭すぎる
｢…僕、耐えきれなくなっちゃったんです。いじめとか受けてたんですけど、何も感じなくなっちゃって。何してても何も浮かんでこないんです、感情が。父が再婚した相手には暴力を振られて、父は見て見ぬふり、僕は空気なんです。新しく出来た兄は仲がよかったんですけどだんだん関係がこじれて、結局ダメでした。これ以上あそこにいても僕がさらに壊れるだけなので、こっちに来ました」
そこまで言うと、しにーのお母さんが立ち上がってこっちに来た
僕は抱きしめられていた
｢あ、の？｣
｢いままで、よく頑張ったわね…｣
｢っ…！｣
とめどなく涙がこぼれ落ちる
横からしにーが僕がやったみたいにゆっくりと撫でてくれる
しにーのお父さんが言う
｢Aちゃん、僕達は絶対にきみのを見捨てたり、裏切ったりはしないから安心するといいよ｣
｢っはい！｣
ようやく涙が止まった
｢A、一緒にゲームしよ！｣
｢じゃあ久しぶりに勝負しよっか負けた方はいつも通りあれをやるってことで｣
2人でしにーの部屋に向かう
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アイズ(プロフ) - 塩だよさん» お待たせ致しました！ (3月28日 22時) (
レス) id: c69d3b62aa (このIDを非表示/違反報告)
アイズ(プロフ) - ななさん» 覚えていらっしゃらないかもしれませんが大変お待たせ致しました！ (3月28日 22時) (レス) id: c69d3b62aa (このIDを非表示/違反報告)
なな - 塩だよさん» 仲間だ〜。一緒に待とう！ (2021年8月22日 16時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
塩だよ - 僕も待っています！更新って結構大変ですよね。 (2021年8月11日 1時) (レス) id: 30ee96ed2c (このIDを非表示/違反報告)
なな - 更新待ってます。頑張ってください。 (2021年6月15日 9時) (レス) id: eb678d68cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：明音 | 作成日時：2021年3月11日 18時
