【d！】短編集【wrwrd】

エイプリルフール【ut】 ページ21

「だーいせんせっ！」

女遊びばっかりしてる私の大好きな先輩は、私の声には人一倍嬉しそうに反応してくれる。

「あっAちゃんやん！どしたん？」

今日はエイプリルフール。つまりは、嘘をつく日！！
今日はとっておきの嘘を考えてきたので早速披露して吃驚させようと思った。

「大先生、まじめに聞いてね？」
「え、なになに」

意外と興味津々だから、嘘だと疑ってる様子もない。これならいけるだろう。

「あのね、私、」
「うん」
「大先生のこと、好き、なの」

好きなことはほんとだが、エイプリルフールとなんかいい感じになって伝わるかもと考えた。

「…え？笑」
「ほんとだよ！ほんとに、好き」
「あのAちゃんが？」
「うん」
「俺のこと好き、なん」
「うん」

少しずつ詰め寄ると、遊んでるとは思えないくらい顔を赤くして後ずさった。

「ぃやちょ、」
「返事は?」
「…あ！今日エイプリルフールやろ？そういうことか」
「、あーバレちゃったかぁ!」

なんだと笑う彼に押され元の体制に戻ってしまった。

「やと思ったわ。俺に寄られたら嫌な顔して逃げるくせに」
「流石にあからさまだったか〜、、」
「わかりやすかったでー？笑」

そう笑い終わったあと、少し口角を上げてこっちを見てきた。

「…む、なんですか？」
「なぁAちゃん」
「はい」

さっきの私みたいに押し倒すような形になってきて、また私も赤くなる。

「確かに今日はエイプリルフールやけど、」
「、？」


「もう12時過ぎとんで」


そう言いながら端末を取り出し、ロック画面の時間を見せてきた。

「ぅへ、」
「じゃあさA」
「え、？」

急に名前呼びになってもっと赤くなる。


「俺も好きって言ったら、どうする」


そんな嬉しい言葉ないよ。大先生。
そう思いながら、彼をぎゅっと抱きしめた。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

毎度オチ弱ですみません^^;

wrwrdラジオやばいですね、、
水曜投稿なしもヤバいですね、、
まぁ休んでくれてありがとうって感じです。

みなさんどんな嘘つきましたかー？
(ちなみに告知の後に寝落ちして寝過ごしました；；)

愛変わらず【zm】→←独占欲【sho】

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