【d！】短編集【wrwrd】 (ページ19)

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図書館の秘密【shp】※？ページ19

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「Aせ～んぱい」
「…なんでしょうか」

図書館での読書中。
後ろから気配がするなと思ってみりゃあ、「ばぁ」と後輩から抱きつかれた。

「あの、しょっぴさん」
「はい？」
「最近っその、距離～、が近いと言うか…」

一週間前、まぁまぁ仲が良かった後輩に呼ばれてみると、好きですの告白とハグがセットで付いてきた。いやあの、頼んでません。

「だってこうでもせんと、A先輩の事好きって自覚してくれんやん」
「いや、告られたし気付いてますけど、」
「そうやなくてぇ！」

ショッピさんにしては大きな声と共に、さっきより強く抱き締められ、首に顔を埋められた。

「ん、擽ったいです」
「…なんでせんぱいはそんな危機感ないんすか」

ふとそんなことを聞かれた。はて、危機感とな？

「…しょっぴさんは私のこと好きなんでしょう？」
「はいもちろん」
「ならこのくらい、何も返せない私には、当たり前で最低限のことというか…」

そう申し訳なさそうにいうと、目を見開いて驚かれた。

「、！？っっはぁぁ、、」
「っえ、どーしました、っ」
「せんぱい」
「！はい」

首元で息を吐かれると擽ったくて。
心配しながら後ろを向くと頭を引かれ、ショッピさんの顔が当たりそうな距離にあった。

「じゃあ今襲われたらどうするんすか。」

熱の篭った声とギラついた目に囚われ、耳は胸の鼓動ばかりを聞く。

「っぅえ、」
「どうしますか？」
「っ…」

きっと今の私は、酷く体温が高いだろう。

「…ょぴさ、ん」
「はい」
「っ、しょっぴさん、なら」
「…おれなら？」

ショッピさんなら、喜んで。
そんな言葉は押し殺して、彼の唇にそっと触れた。

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最近出せてなくて申し訳ない、、(そうでもない、、？
スランプなのでリクエスト下さい。切実に。