悪いが【gr】 ページ12
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「...あんたまた食っとったやろ」
「食ってない」
「うそこけ」
会議中にチョコをもぐもぐしてる会長。マジで呆れる。
「で用は？」
「ぅばｯ、ちかい、！」
「煩いゾ」
「...とんちゃぁん！」
「⁉︎うっ嘘だゾ、嘘だから呼ぶな、！」
そう言い私の口を塞ぐ会長。
「お前ら会議中や言うとるやろ！！」
「「はいごめんなさい！！」」
お前ら書類整理！解散！
そうドアを強く閉めたとんち。
いや書類整理ばか多いやん。ふざけんな。
「めんどくさいゾ、Aあとはよろ」
「おい⁉︎」
寝そうなこいつの腕を掴む。
「...なんだゾ」
「そんな不貞腐れた顔、、お前もすんの！！」
くっと睨み合ってフンと視線を離された。
手を離された後も私の目は彼ばかり。
「...んだよ」
「っなんもねぇし、？」
「ﾌﾝｯ、顔赤いぞ」
ニヤッと笑いもう一度視線を外す。
「赤くねーよ！」
「嘘つくな」
この時間が楽しくて頬が緩む。
「あ」
ふと、メガネを外す姿を見て、どれほど目が悪いのか気になった。
「ね-」
「ん」
私の気持ちが伝わるだろうか。
この紙が見えんならそれでいいし、
見えたら『冗談』って誤魔化す、つもり。
「これみえる？」
「見えへん」
「まじ」
距離を縮めていく度、私の心拍数も上がってく。
「ここは？」
「...みえん」
「明らか見えたやん」
チラッと顔を伺うとによによしてて可愛かった。(
「いやみえん」
「なんて書いてある」
「みえん」
「...」
、、
「見えんから言ってや」
「は？」
「書いてた文字を言ってくれないか？」
、！
「くそが、っ」
「ふっ」
見えとるくせに、！！遊ばれてる！！
「見えてんだろ！」
「悪いが目力がちょっと、」
ほんとに悔しい。が、これは言ったほうが...？
むしろいうことで赤面が見れる説が。
リスクはあるがやってみないと分からない。
「ぐっ、グルさんがっ、______
ばぁんｯ！！！
ぃぎゃぁあ“！？！っ」
「お前ら書類終わったか！！って、」
「なにやっとんじゃいわれぇ！！！！！！」
・
「ﾌｯ」
「ぐっぐるさん、泣」
「ははっ、まぁ面白かったぞ」
珍しく頭を撫でてくれる。
「くっそまけたぁ、」
「気持ちは聞けなかったがこれから楽しみにしてるゾ」
こんなにとんちを恨んだことはないと思う。ほんとに。
「まぁ、悪いがお前の気持ちを聞いてしまったからにはもう遠慮はしないゾ」
「...へ、」
...私のライフはもうゼロよ！！
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作者名：シロクも | 作成日時：2024年2月27日 0時
