魔人の同居人【shp】 ページ11
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「おーい！！これ何処！？」
「ぇあぁ、あっち！！多分、!」
「多分ってなんやねん！！」
魔神の彼に同居人になってほしいとお願いをしたところ、渋々OKをもらうことができた。
「っは、マジきつい、」
「あんたが動かんかったからやろ〜！？」
「だからってこんな雑用だとは思わんやんか、っ！？」
あの家も住んで長かったから、どうせなら引っ越そうと思ってできた同居人に只今引っ越しの手伝いをしてもらってる。
「っ、おわったーー！！」
「まじできつい一生やらん」
「お前は一生うちの同居人やけどな」
ふんっと鼻を鳴らしてみれば、嫌そうな顔をされた。
...そんないやだった？？
「...そういや名前聞いてなかったわ」
「そーだっけ？私A、アオキA！！」
「マジでうるさい、、俺ショッピ」
「しょっぴ、？名字は？」
「ないだろ神なんだから」
「、？そういうもん？」
唐突に暴論を突っ込んできたのでちょっと興味を持ったが、直ぐにどうでも良くなった。
ピーンポーン
「あ」
「？」
なにも頼んでないのになと思いつつ、隣の男が反応しているためこいつの仕業かと玄関に行く。
「はーい、」
「よーす。ここが新しい家？別にあんまでかくないんやな」
「っは、」
「え、なにこの女」
...だれですか！！！？
そう叫びたくなるのを必死に抑え、後ろに立ってる男の反応を窺う。
「ちわーす」
「あ、よーショッピくん。やっと人間になれたんやな」
「っす」
「シッマとかあの辺はまだらしい、けど、」
私を指差して気まずそうに言うへろへろした男に申し訳ないと言う気持ちも込めて、ショッピの後ろに隠れようと後退りをする。
「ぅお、っ」
「すんません、紹介遅れました」
下がろうとした私の肩と腰を掴んで、ニヤリと笑うこいつと今まで少なくとも数ヶ月同居してきた私の感を今は信じて欲しい。
こいつ、＿＿＿＿
「俺の彼女です」
＿＿＿愉しんでやがる、、！！
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作者名：シロクも | 作成日時：2024年2月27日 0時
